吉野悲歌

子猫ちゃん、ねこちゃん、人生は楽しまなくっちゃだめよ！

今までの自分を深～～～く反省するわ。

これまで働き続けることが美徳と思って、
忙しさこそ正義と思ってやってきたけど、
こうして、週一で遊ぶって、
ホント、楽しいわね！

立っていることすらできないくらい痛かった神経痛も、
いつの間にか消えてしまったわ。

で、先週は春は桜、秋は紅葉の名所、吉野山へ行ってみたの。

もう、一カ月前から楽しみにしていたの。

朝、時刻表をしっかり確認して近鉄阿部野橋駅へ。

「吉野までの特急券くださいな、るんるん！」

「次の特急は、満席、売り切れです。」

「ぬあんだと！！！これに乗らないと困るのよ。
予定があるのよ。立ち席でもいいから、乗せてよ！」

「立ち席はございません。
次は1時間10分後になりますがいかが・・・・・」

で、20分後の急行電車に乗ることにする。

楽しい行楽気分が少ししぼんだけど、
まあ、いいわ、電車の景色を長く楽しめると思うことにする。

でも、飲みたかったなあ・・・
特急のシートで朝ビール。


吉野に到着、さすがにひんやりした空気だ。
絶好の曇天。
これなら日焼けを気にせず紅葉を楽しめる。

ロープウェイで山上駅に着く。
すぐさまバス停へ。

ここからバスに乗って奥千本口へ行けば、
下り道だけで、紅葉が楽しめる、
なんて賢いプランなんだろうと
自分自身をほめたたえる。

「なに？なんなの？
10分前にバスは出たの？
次のバスは2時間半後？」

プラン崩壊。
行楽気分はさらにしぼむ。

でも、ここまで来たのに楽しまないわけにいかない。
取り合えず帰りに参拝予定の蔵王堂へ行く。

ご本尊の特別御開帳がある。

何回もここには来たけど、初めての御開帳だ。

三体の巨大な蔵王権現は、青い顔と体で憤怒の形相。
なんとなく異国めいたエキゾチックな雰囲気。
なぜか怖いというより可愛く感じてしまう。

個人ごとに蔵王権現のすぐ足元でついたてに仕切られたスペースで
心置きなくご尊顔を拝み、願い事ができる。

ここには書けないような願い事を
いくつもする、ホホホホ！恥ずかしい！！

さあ、バスまでまだ二時間以上ある。
とりあえず、名物の葛切りでもと店に入ると、
3時半まで予約が取れないという。

葛切り喰うのに、予約？

はあ？と思いながらも予約する。

もう、どうしようもない。
バスを待つわけにもいかないので、
吉野山の奥へ続く坂道を登り始める。

どこまでも、登る。
登って登って登り続ける。

しかも冷静になって周りを見れば、
桜はすっかり葉っぱを落として、さくら紅葉は終わっている。
もみじも時期を過ぎたのか、茶色がさして
終わりに近い。

紅葉を見に来たのに・・・
坂道を登りに来たんじゃないのに・・・
一時間、ぶつくさ言いながら坂を上り続けて、中千本まで来た。

山の空気はひんやりしているのに
身体は汗にまみれ、久しぶりの長坂のせいか、
足はがくがくしている。
紅葉もなく、ただの田舎の山道だ。

もういい、引き返すことにする。

下りはいいのよ。
同じ道を逆に行くだけなのに、
スピード感と楽さが違う。

3時には、葛切り屋に戻ってきてしまった。

3時半まで待つのがつらいので、
先にぼたん鍋をいただこうと
葛切りの予約を4時半に変更してもらう。

そうね、葛切りはデザートよね。

ところが、5時まで営業と書いてあるぼたん鍋やが
なぜか閉店していた。

昼間通ったときは営業してたのに。
ラストオーダー午後4時って書いてあるのに。

すぐさま、葛切り屋に電話すると、
3時半に予約を戻すことはできないという、4時半まで待てという。

あああ、何やってるんだろう。
葛切りのために、今から1時間以上待てるか！

結局、キャンセルして、帰ることにする。

帰りはぎりぎり特急に間に合い、缶ビールも買った。

でも、ぼたん鍋と葛切り、食べたかったなあ・・・


吉野山は、紅葉は終わり、なにも食えず、
ひたすら坂道を歩いたおかげで、
筋肉痛をいただいた旅となりました。


大阪に戻って、
韓国料理を腹いっぱい食べて、
定休日のDADDYでカラオケを16曲歌いました。


そうです、定休日のDADDYへ行ったら、
中から南沙織の歌が聞こえてきたと、
昨夜、お客様から伺いましたが、
それ、南沙織じゃなくって、僕です。

不運な一日を取り戻そうと、難波中に響けとばかりに
歌ってる僕でした。

コメント 1

色々不運が続きましたね。
残念な１日になりましたね。
ちなみに、僕は彼氏とごはんを食べに行きましたが、急にキャンセルされた事が一番、ショックでしたね。でも、後日、彼氏と温泉に行きました。だからといて、えっちする気持ちにありません。
by ねこ (2019-12-03 14:40)