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真昼の妖怪

昨晩は何とか普通にDADDYを営業できて・・・ホッとしています。

でも、この一週間のバタバタのせいで、ほんと心も身体も疲労困憊よ。
しかも、頑張り屋さんの僕は、
こんな時こそ、普段はできないゲイバーの勉強をしようと、
先週の水曜日から一昨日の火曜日まで、
6日間ゲイバーへ行ってきました。

新橋、上野、新宿、堂山、そして難波と、日曜日以外毎日はしごよ。

いろんなゲイバーを見て、体を張って、勉強してきました。
きっとこれからのDADDYに行かせるはず!

その結果、今朝は早くに目が覚めたのになんかすっきりしない。
いろんな男たちのあれこれが、肩にまとわりついてるような気がするの。

で、心と肩の洗濯に、大阪市美術館で開催中の日展へ行ってきました。

学生のころからだから、
もう、40回以上は、行ってるわね。
子供が小中学生のころは、家族でも行ったし、
もちろんオトコとも行ったし、
六本木に新国立ができたときは、東京で、
京都でも名古屋でも観たわね。

だから、作品は、もちろんそのたびに新作だけど、
常連さんが多いせいか、
同じ作者の作品は、もう、ほとんどわかる。
また、今年もあえたわね・・・と心の中であいさつする。

自分が年を取って感性が鈍くなったのか、
このごろ、日展で驚くことがなくなってきた。
以前は、びっくりして、その作品の前から動けなくなったり、
観ているのが怖くなるようなときもあったのに、
この頃は、歩きなれた近所を散歩するように、
今年も、ここ花が咲いたね・・・みたいなご隠居さん気分。

今回、感じたこと、
東京都知事賞というのがあって、何点かに与えられるんだけど、
なんか、少女趣味というか、
そうなの・・・というようなものばかりで、
小池百合子のセンスの悪さがよく表れてた。

もしかしたら、本人ではなくて別の誰かが選んだのかもしれないけど、
いかにも小池百合子が選びそうな作品ばかりで、
別の誰かだとしたら、代役として、とてもいい仕事してるわ!

今回はコレクション展の絵巻物の複写がとても面白かった。

そんなこんなで、結局、心もすっきりしました。
芸術っていいわねえ。
入場料1000円で、2時間のマッサージしたくらいの効果があったわ。

帰りに天王寺公園のふるさと物産市で、
おいしそうな水なすを発見。
今が旬なのよ!
今夜のDADDYの突き出しにしようかしらなんて考えながら歩いていると、

JR天王寺の改札口で、
昼間、見てはならない人を見ちゃったわ・・・

Kおかんよ。

「ちょっとあんた、何してんの、昼間っから」

男装で、すっぴんで昼間っからなまいきに電車に乗ってんのよ。

「夜勤明けなのよ。でいま、買い物に出てきたの」

「おとこ?」

「・・・」

このKおかん、カラオケで『夜顔』とかいう不気味な歌が18番なのよ。
あごめんなさい、不気味な歌じゃなくて、
歌い方がぶきみなのよ、ホホホ。

そのせいじゃないけど、
人相風体、どう見てもあやしいから、昼間は歩いちゃいけないのよ。
子供は泣くし、犬は吠えるし・・・

でも、よく考えたら、
人を見かけで差別しちゃあいけないわね。
Kおかんごめんね。
せっかく勇気ふるって、娑婆にでてきたのに・・・
それなりに頑張ってね!

あ~~~あ。

せっかくの芸術的気分も消えちゃったわ。
なんか疲れた。
Kおかんに取り付いてた変なもんを、引き取っちゃったのかしら?

急に肩が重くなってきたわ・・・
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